【FIREとは】いくら必要?基本知識を徹底解説
・FIREに興味あるけど人に聞くのは・・
・自分にはFIREなんて無理かも・・

FIREという言葉をよく耳にするようになりましたが具体的にどういうものなのでしょう。

なんとなくのイメージはあるけれど、高年収の人向けで自分には関係ないもの、と思っていませんか?

この記事は、FIREに興味はあるけれどどこかで諦めてしまっている方に向けて、誰もが目指すべき理由をお伝えします。

この記事でわかること

・FIREとは
・FIREを誰もが目指すべき理由
・FIREの仕方

それでは見ていきましょう。

FIREとは

FIREとはFinancial Independence, Retire Earlyの頭文字をとった言葉で、経済的自立と早期リタイアを目指すライフスタイルです。

元々はアメリカで発祥し欧米の若者を中心に広がっていたムーブメントですが、近年日本でも多くのメディアで取り上げられ認知度も上がっています。

なぜFIREは流行っているのか

ニュース記事や友人との会話でFIREが出てくることも増えてるのではないでしょうか。

なぜ日本でFIREムーブメントが巻き起こっているのでしょう。

誰もが経済的自由を目指せる方法が示されたから

FIRE以前の早期リタイアは、築いた莫大な資産を取り崩しながら生活するスタイルのため、お金持ちでないと実現が困難でした。

一方、FIREは誰もが目指せる可能性があるため脚光を浴びています。

なぜなら、FIREは安定的な資産運用を取り入れることで、リタイアに必要な資産を少なくできるからです。

また、一般人が投資するならインデックス投資が最適解という結論が出ているので、誰もが安定的な利回りを目指すことができます。

長期で資産運用すると運用成績が安定する&複利の恩恵が得られるため、若いうちに始めると有利な点も特徴です。

そのため、20代、30代を中心に関心度が高まっています。

投資環境が整ってきたから

資産運用で安定的な利回りを出すためには、右肩上がりの市場に投資する必要があります。

残念ながら日本の株式市場は過去30年を振り返っても右肩上がりとは言えません。

一方、資本主義経済の中心であるアメリカの株式市場はキレイな右肩上がりです。

近年、こういった外国への投資が、日本の証券会社を通して低コストでできるようになっています。

FIRE達成者が出てきたから

実際にFIREを達成した方が情報発信をしているため、現実味が増しています。

人によって手法や達成時の資産額は異なりますが、達成者のほとんどが資産運用を活用していることが分かります。

ただの絵空事ではなく達成者の生の声が届いてくることもムーブメントを後押ししているでしょう。

誰もがFIREに取り組むべき理由

FIREはできる・できないの2択ではなく、取り組むことで段階的に人生が好転していきます。

誰もがFIREに取り組むべき理由は以下の5つです。

誰もがFIREに取り組むべき理由

1.自分の価値観がわかるから
2.お金のスキルが身につくから
3.家計が無理なく改善するから
4.仕事のストレスが減るから
5.退職後の備えになるから

1つずつ見ていきましょう。

1.自分の価値観がわかるから

FIREを目指すべき1番の理由は自分と向き合うことになるからです。

なぜなら、FIREを目指す最初のステップは、いくらのお金があれば満足できるかを決めることだからです。

つまり自分が何に幸せを感じるのかという価値観を見つめなおす必要があります。

全てのことに際限なくお金を注ぎ込むことはできません。

自分が何に価値を感じるのか知っておくと人生の軸ができるので、消費行動はもちろん今後の人生設計にも良い影響を与えます。

2.お金のスキルが身につくから

FIREを目指すうえでお金のスキルは必須です。

たとえば、倹約・副業・投資といった幅広いスキルが必要になってきます。

これらのスキルは一生涯効果を発揮するので、早いうちに習得すると人生に有利になります。

後述しますが、仮にFIREできなかったとしても、お金のスキルを身につけて、そこそこの資産を作っておくことで老後が楽になったりします。

3.家計が無理なく改善するから

FIREを目指すうえで支出の削減はどうしても必要になりますが、苦しい節約ではなく無理のない倹約をすることが重要です。

言い換えると、生活満足度を下げずに支出を下げるスキルを身につける必要があります。

その代表は通信費や保険といった固定費の見直しになります。

大きな固定費を見直すことで、手間は最初の1回で効果は長続きします。

キョビット
毎月の支出が下がれば家計に大助かりですよね。

4.仕事のストレスが減るから

FIREを目指していくなかで、生活防衛資金ができたり、不労所得が少しずつ増えたりします。

生活防衛資金があれば、休職や仕事を失う事態になっても当面生活できます。

不労所得が育てば、嫌な仕事は辞めて足りない分を好きな仕事でまかなうことも可能です。

このように、大きな貯金や給与以外の収入を得ることで、仕事に対する選択肢が広がり精神的にも楽になるでしょう。

5.退職後の備えになるから

老後2,000万円問題や人生100年時代において、自分で資産を築いておくことは非常に重要です。

会社の退職金や国民年金に頼る時代はすでに終わっています。

FIREを目指すために必要なことは以下の3つですが、これらを着実に実行すればFIREできなくとも老後の備えはできあがるでしょう。

FIREのために行うこと

・支出を減らす
・収入を増やす
・長期投資をする

たとえば、毎月5万円の貯金ができるようになって、収入が月5万円アップすれば、毎月10万円投資に回せるので、23年後には5,000万円になります。

福利計算金融庁の資産運用シミュレーションより

5,000万円を5%で運用すると、税引き後の4%である200万円の年間の資産所得になります。

キョビット
老後の備えとして非常に頼もしいですよね。

FIRE達成の仕方

投資

それでは、FIREはどのように目指すのでしょうか。

一般的には、「4%ルール」に則った資産形成が求められます。

4%ルールとは

4%ルールとは、年間支出を投資元本の4%の範囲にすれば資産が減らない、というトリニティスタディに基づいたものです。

トリニティスタディは、米国テキサス州のトリニティ大学の教授らによって発表された論文で示されている世界恐慌や第二次世界大戦といった市況を含めた研究結果です。

言い換えると、年間生活費の25倍の資産を用意して、年利4%で運用せよ、ということです。

米国の代表指数S&P500に連動するインデックス投資をすれば、過去の成績は7%前後の利回りでした。

そこからインフレ率や税を考慮したうえでの利回り4%の実現は再現性が高いと言われています。

ただし、日本でそのまま4%ルールをやろうとするとちょっと注意が必要です。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

資産の作り方

FIREでは年間支出の25倍の資産が必要ですが、どのように作るかが問題です。

基本的には、以下の3つを徹底するのですが、当ブログでは7つのステップにしてロードマップを描いています。

FIREのために行うこと

・支出を減らす
・収入を増やす
・長期投資をする

まとめ:FIREは人生を豊かにする手段

FIREについてと、誰もが目指すべき理由についてご紹介しました。

FIREは目指しているだけで様々なメリットがあるので、ぜひ取り組んでみてください。

誰もがFIREに取り組むべき理由

1.自分の価値観がわかるから
2.お金のスキルが身につくから
3.家計が無理なく改善するから
4.仕事のストレスが減るから
5.退職後の備えになるから

FIREまでのロードマップです。

支出を抑えるには固定費からです。

投資をするならインデックス投資がオススメです。

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