年間予算を決めたけどうまくいかなかった・・
貯金をするって思ってるだけだと難しいですよね。
この記事ではSTEP立てで家計予算を立てる方法をご紹介します。
ちなみに、昨年は650万円も収支がプラスでした!
この記事で分かること
・家計予算の立て方
・家計予算の活かし方
それでは見ていきましょう。
家計予算が大事な理由
家計予算が大事な理由は3つあります。
家計予算が大事な理由
・振り返りができる
・貯金ができるようになる
現在の家計状況が把握できる
家計予算を立てると、現在の家計状況が把握できます。
予算を立てるときに、収入と支出を把握する必要があるからです。
とくに支出は、必須生活費とゆとり費に分けるので細かく把握できます。
必須生活費は削れないけどゆとり費はもう少し抑えよう、といった判断ができます。
家計状況をしっかり把握しておきましょう。
毎月振り返りができる
年間で家計予算を立てておくことで、毎月振り返ることができて軌道修正できます。
予算がなくても、先月に交際費が多かったから今月は少なくしよう、と思いつくかもしれません。
しかし、具体的に支出をいくら減らせばいいのでしょうか。
年間予算があることで、具体的に抑えなければならない支出金額がわかります。
例えば先月3万円オーバーしたから、今月と来月で1万5千円ずつ支出を少なくしようと具体的な金額でわかります。
貯金ができるようになる
家計予算を立てる最大の目的は収支をプラスにすることです。
収支をプラスにすれば、貯金や投資をすることができます。
目標は数字など具体的に表しておくことで達成しやすくなります。
これから貯金ができる家計予算の立て方をご紹介していきますので一緒に見ていきましょう。
STEP1:年間の収入を把握する
最初は年間の収入を把握ですが、ポイントは以下です。
収入の把握ポイント
・一時的な収入は見込まない
収入は額面の年収ではなく、手取りでいくらになるか把握しましょう。
実際使えるお金を把握しておかないと、立てた予算が破綻することになります。
また、臨時的な収入がある場合は除いておきましょう。
ボーナスなども支給されない場合がある場合は、除いておきましょう。
STEP2:支出を8つに分類する
支出はまるっと把握するのではなく、網羅的に把握するためにも以下のように8つに分類してみましょう。
支出の種類 | 必須生活費 | ゆとり費 | |
月
間 |
固定費 | ・住居費 ・通信費 ・水道光熱費 ・車 |
・サブスクリプション |
変動費 | ・食費 ・日用品 ・衣服 ・美容費 ・医療費 |
・外食費 ・交際費 ・旅行・娯楽費 ・交通費 ・教育費(書籍など含む) |
|
年
間 |
固定費 | ・固定資産税 ・保険 |
・サブスクリプション ・NHK受信料 |
変動費 | ・家具・家電 |
この分類は、月間か年間か、固定費か変動費か、必須生活費かゆとり費かで分けています。
ちなみに上表はキョビットの一例であり、どれが必須生活費かゆとり費かは人によって異なります。
絶対的な正解ではないので、ご自身で分類を作成してみましょう。
さて、8つに分類することができたら、いよいよ予算立てをしていきます。
STEP3:固定費の予算を決める
固定費の予算を先に決めましょう。
固定費は削ることの難しい必須生活費に分類されることが多いからです。
もちろん固定費ごとの見直しは大切ですので、気になる方は以下の記事を参考にしてください。
キョビット家の固定費予算(月換算)は以下です。
キョビット家の固定費予算
・固定資産税 10,000円(年間120,000円)
・水道光熱費 16,000円
・通信費 0円(楽天モバイル0円)
・保険 3,000円(掛け捨ての生命保険のみ)
・車 0円(保有していない)
合計 169,000円
これらの固定費は年間を通して大きく変わらないものになります。
固定費の予算ができたら先取りする投資・貯金額を決めましょう。
STEP4:先取りする貯金・投資額を決める
固定費の予算を決めたら変動費を決める前に、貯金や投資に回す金額を決めましょう。
支出から残った金額を貯金や投資に回そうとすると、意外と支出を抑えられないものです。
パーキンソンの第2法則「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」ですね。
毎月5万円を貯金する・投資すると決めたら先にその金額を引いておいてから、次の変動費の予算を決めましょう。
自動的に投資する方法などもありますので活用して着実に投資を行なっていきましょう。
STEP5:変動費の予算を決める
いよいよ最後の大詰め、変動費の予算を決めていきます。
変動費はライフスタイルにもよるので一概にこうしようというのはありませんが、ポイントは固定費・貯金/投資金額を引いて残ったお金を配分するようにしましょう。
ちなみに、総務省による家計調査報告(2021年10月分)ですと、2人以上世帯の平均支出は以下のようです。
平均支出額
・衣服費 9,625円
・日用品 11,281円
・教養・娯楽 26,115円
・医療費 14,914円
これらの平均値と比較して多いか少ないかは気にしておいた方がよいでしょう。
ここまでで予算がぴったり決まればOKです。
もし、変動費が足りないということであれば、固定費を見直せないか、もしくは、貯金・投資に回す金額が現実的か見直してください。
家計予算の活かし方
家計予算を立てた後は、以下のように活かしてください。
家計予算の活かし方
・支出の改善点を検討する
・必須生活費の25倍の貯金を目標にする
毎月、予算進捗を確認する
せっかく予算を立てたので、進捗具合を毎月確認しましょう。
予算進捗の確認ポイント
・オーバーした支出項目は何か
・無理のない予算立てになっていないか
しっかり確認して、改善点がないかをチェックしましょう。
支出の改善点を検討する
支出に改善点がないか検討しましょう。
支出の改善検討ポイント
・変動費で下げられるものはないか?
・もっと貯金・投資に回せるようにならないか?
必須生活費の25倍の貯金を目標にする
STEP2で分類した支出のうち、必須生活費の25倍の貯金ができないか検討してみましょう。
その貯金が達成できれば、LeanFIREと呼ばれる状態になります。
少なくとも最低限生きるのに必要な金額が、資産運用でまかなえるという考え方です。
FIREに興味ある方はまずはLeanFIREを目指してみましょう。
家計簿アプリを利用しよう
日々の家計管理には家計簿アプリを利用しましょう。
利用中のほとんどの金融機関と連携しているので、このアプリを見るだけで簡単に家計の状況がわかります。
日々の買い物をクレジットカードや電子マネーで支払うようにすると、自動で購買データが連携されるので家計簿入力いらずです。
継続するためにも自動化の仕組みを利用してしっかりお金を貯めましょう。
まとめ
家計予算の立て方と活かし方をご紹介しました。
改めて、家計予算が重要な3つの理由です。
家計予算が大事な理由
・振り返りができる
・貯金ができるようになる
家計予算の立て方は5つのSTEPでご紹介しました。
家計予算が大事な理由
予算を立てたらしっかり活かしてみましょう。
家計予算の活かし方
・支出の改善点を検討する
・必須生活費の25倍の貯金を目標にする
キョビットは、家計予算を繰り返し見直すことで毎年500万円以上、昨年は650万円のプラス収支にできました。
固定費の見直しが生活満足度を下げることなく大きな効果を上げることができるのでオススメです。